馬刺しは妊娠中の女性が食べるのにはどうなのでしょうか?
結論から言うと、馬刺しなら冷凍処理が確認できる専門店のものなら問題ありません。
どうしても心配であれば、加熱した馬肉料理を楽しむのもアリです。
馬刺しは妊娠中に食べるのはNGと言われている理由は?
馬刺しを食べることは妊娠中には避けておいた方が無難ということはよく言われています。
これは、馬刺しだけでなく生肉や生魚などのナマモノ全般のことでリステリア菌や寄生虫などのリスクが少なからずあるからです。
魚のお刺身にアニサキスが潜んでいる可能性があるように、生肉にはトキソプラズマという寄生虫が潜んでいる可能性があるのです。
妊娠中は馬刺しのトキソプラズマに注意
このトキソプラズマはヒトからヒトに感染することはないのですが、生肉に寄生虫が潜んでいてそれを食べてしまった際は感染してしまうことがあります。
このトキソプラズマは普通の人にとっては、風邪ぐらいの軽い症状であまり気にする必要はないです。
ただ、妊娠中の場合はお腹の中の胎児に影響を及ぼす恐れがあることから馬刺しは食べない方が無難と言われているのです。
トキソプラズマは加熱するか冷凍されていれば大丈夫
ただ、馬刺しには常にトキソプラズマのリスクがあるのかというとそうではありません。
トキソプラズマは高温と低温に弱いのです。
つまり、加熱すれば死滅しますし冷凍させても死滅します。
そのため、馬刺しは現在の衛生管理基準ではあらゆる寄生虫が死滅するぐらいにまで冷凍保存された状態で消費者に届けるようになっているためちゃんとしているところなら安全です。
ただ、飲食店で馬刺しの保存が甘いところだと出されたものがちゃんと基準に沿って冷凍されていたかがわからないため危険もあるかもしれません。
有名店の通販だったりすると、必ず基準に沿って冷凍の状態で馬刺しが届けられるので安全性は確保されています。
この辺が、私が馬刺し通販を愛している理由の一つでもあります。
加熱した馬肉の料理は沢山ある
それでも生の馬刺しを食べるのが心配で馬肉を食べたい場合は、加熱した馬肉料理を食べれば間違いなく安心です。
最近の馬肉料理は、火を通したものもバリエーション豊かで美味しいのです。
馬肉のハンバーグやステーキ、馬すじ煮込みや焼肉など豊富に馬肉料理があります。
お店で食べるのなら、加熱した料理を食べるのが無難ですね。
馬刺しをなんとなく食べてしまったら?
仮に、この寄生虫のことを知らずに妊娠中に馬刺しを食べてしまっていたらどうすればいいのでしょうか?
胎児に影響があるリスクがあると言っても、限りになく確率は低いのであまり気にしなくても良いです。
ただ、馬刺しを食べた後に体になんとなく不調を感じた場合はやはり大事をとって病院に行ってみることをおすすめします。
すでに母体が感染していたとしても、胎児への感染を予防することができる場合もあります。
まとめ
トキソプラズマなど、馬刺しのリスクは冷凍や加熱することによって限りなくゼロに近くすることはできますが100%というわけではありません。
リスクを背負った気持ちで馬刺しを食べるのも、精神衛生上よくないので気になさるようであれば食べないのが無難です。
妊娠中に頑張って馬刺しを無理やり食べる必要もないですしね。
妊娠中は精神的ストレスがない状態で食事を楽しむようにしましょう。