馬刺しや、その他の馬肉というのは食用として最初から育てられていることがほとんどです。
その育て方で、お肉の味が決まるといっても過言ではありません。
ここでは、馬肉の徹底した丁寧な肥育の模様をお伝えしたいと思います。
なぜ馬刺し(馬肉)通販なのか?他の肉と比べてメリットとデメリットは何か?
繁殖から肥育までの生産の流れ
通常、お肉というと「国産か輸入か」という話になることが多いが馬肉もそれと同じです。
しかし!
馬肉の場合はもう一つ特殊で主流な育て方があるのです。
それが、「カナダ産国内肥育」というもの。
これはどういうことかというと、通常の輸入は海外ですでに馬肉にしたものを日本に空輸することになるがそれだと鮮度が落ちる。
そこで、馬刺しの本場熊本などではカナダで2歳前後まで育てた馬を日本に生きた状態で空輸してそこから日本に業者が育てるというやり方なんです。
牛肉や豚肉とかに比べて、国産の馬肉は生産量に限界があるので海外からの輸入に頼らざるを得ない。
しかし、より質の高い馬肉を提供するためにカナダで生まれた馬を日本に呼び寄せてそのあとは自分たちで育てるということをすることで国産にも劣らない馬肉が完成するのです。
馬肉の美味しさは良いエサで決まる
で、日本で育てる場合はまずエサにこだわります。
馬は、基本的に草食動物なので乾草や稲わらを食べて育つわけですが食用の馬の場合はさらに穀物飼料も与えて質の高い馬肉に仕上げるのです。
穀物も、色んな種類があるので生産者がどのくらいの穀物をどの程度配合するかでその後の馬肉の味が大きく左右されることになります。
エサの質がいいと、そのお肉の質も良くなることはイメージとして想像しやすいですよね。
かなり気を遣う穀物の配合
穀物を馬に与えることによって、ほどよいサシが入り、肉質が柔らかくなるんです。
あの馬刺しの柔らかさは穀物のおかげだったのか・・。
どの穀物を使うかは、企業毎に秘訣があって公表されているわけではないがよく使われているのは大麦、フスマ、とうもろこし。
他にも、大豆、ライ麦、ビール粕なども食用の馬の飼料として肉質を向上させるのに役立っているのです。
また、生産者は非常に馬のコンデイションに気を遣っていてこれらの飼料を与えるタイミングや馬の好みなどによって一頭一頭穀物の配合を調整することもあるのです。
馬の成長度合いによっても、与えるべき飼料は変わってきたりもします。
馬が健康に成長してストレスをためないことが質の高い極上馬肉を生産することにつながるので、生産者の人たちは本当に苦労して世の中に馬刺しや馬肉を提供しているんだということがわかりますね。